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ナイトボートシーバス ~チャンプの釣り 考察編~

ナイトボートシーバス ~チャンプの釣り 考察編~_a0090783_23434380.jpg 先日のチャンプの釣りに関して、何人かの方からお問い合わせをいただきました。
 推測では事実と異なることもあるので、確定的な事柄のみ記したつもりでいましたが、これが多くの質問の原因になってしまったようです。
 そこで、今回は前チャンプ監修のもと、私的推測による考察をいたしましたので、あくまでフィクションとしてお楽しみ下さい。




 問い合わせが一番多かったのは、「ティペットの太さ」についてでした。
 今となっては何ポンドだったのか定かではありませんが、見た感じでは2~3Xの14~15ft位でした。

 私がシーバスを狙う場合は、岸壁にティペット・フライごとぶつけるようにキャストするため市販のテーパーリーダーの先にショックティペットとして16~30ポンドを使っています。これは少しでも太くし、岸壁や貝等などでティペットに付いた傷でラインが切れ難くするためです。これでも直ぐに傷付きますが・・・。

 一般的にシーバスは捕食が下手だと言われております。
 また、捕食時は口から鰓へと水と一緒にフライもゴボッと送り込みます。この時、フライにはライン・ティペットが付いて抵抗となるため、水と一緒に吸っても口の中に入り難くさせています。これを少しでも解消し、数少ないバイトをヒットに持ち込むことだけを優先すれば、扱える範囲においてティペットは少しでも細く長い方が良いと考えられます。
 細いティペットで無事フッキングしたとしても、ラインブレイクせずに取り込めるか否か?そこが腕の見せ所です。2大会連続チャンプは、釣りに対して科学的に論じるタイプではなく、どちらかというと勢いとノリでいく職人気質なので、ホントのところは分かりませんが、魚とのやり取りを考え、太いティペットで魚が掛からないより、魚がかかってから細いティペットの事を考えるようにしているそうです。勿論、ティペットを細くするだけで大物が掛かる訳ではありませんが・・・。
 それともう一つ、ビックワンはここぞという1級ポイントでも警戒心が強いため核心部からやや外れた安全な所に潜んでいることが多いようです。
 例えば、キャプテンから潮の当たっている防波堤の角を狙ってと言われたとします。私は迷わず直角の隅を狙って、そこにフライが通るようキャストし、リトリーブしていました。しかし、チャンプは違いました。キャストがヘボいのではなく、前述の理由により、角を狙ったフリをしてワザと外していたのです。
 もし、あなたの同船者で1級ポイントの角を狙ったフリをして、風だ何だと理由を付けて、キャストをミスったと言う者が居たら気を付けて下さい!只者ではありません。とんだ食わせ者です。キャストがヘボい奴と油断したら魚と一緒に釣られてしまいますので、ご注意を・・・。
 
 今回ご紹介したものは一例に過ぎません。皆さんそれぞれ大物を釣るために創意工夫され、自分のスタイルというものをお持ちの方も大勢いらっしゃって、楽しく釣りをされています。新チャンプをはじめ他の方々も機会があれば、是非ご一緒させていただき、勉強したいと思っております。
 
 これはあくまでフィクッションです。登場する人物・言動等については事実とは限りませんので、そこをご理解の上、お楽しみ下さい。また、極端に細いティペットを使っても直ぐに切れるだけで、釣り場を汚すことになります。くれぐれも真に受けて真似すること等ないようにお願いいたします。
by falconerbridge | 2008-01-11 23:56 | Salt | Trackback | Comments(0)
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