高活性なシーバスの誘惑につられ、超えてはいけない一線を超えてしまった。
一歩間違えば、帰らぬ人となっていた・・・。 今、無事帰宅出来たことの喜びを噛み締めています。 連日好調の便りが届く干潟の釣りに連れて行って貰いました。 今年はエイが多いと聞いていたが、エントリーポイントから直ぐにエイと遭遇。これを見るなり、私はガイド役の背後霊となる。最初に釣り始めるまでに4~5匹は見かけた。 本命ポイントは、1~2km先のブレイクライン。そこに辿り着くまでのお遊びポイントだと釣り始め、数投で結構いいサイズがフライにアタック。いきなり出るので油断していたが、向こうあわせでフッキングした。しかし、フッキングが甘かったようで、途中でバレた。その後も数投毎にフライへ反応がある。セイゴクラスが殆どだが、時折大型と思われる反応も見受けられた。 私が一匹釣り上げたところで、二手に分かれた。私は、高活性なシーバスの中からサイズアップを目指し、どんどん先に進んで行った。 風は殆ど無く、寒さは全く感じない。釣り始めこそ何かと手間取っていたが、高活性なシーバス達が待ち受けてくれるので、テンポ良く釣り下った。これがいけなかった。 あっ!と気付いた時には既に足は届かず、水の中を空回りしていた。この時、未だ焦りは無く直ぐに戻れるものと思っていた。 足が着かない深さであるのを確認すると、立ち上がろうとするのを諦め泳ぐことにした。手に持ったロッドからはラインが出ていたので、仰向けになりラインを回収した。その後、泳ぎ出したが流されていることを確認すると、ここで初めて自分の置かれている状況に焦りを覚えた。 これは真剣に泳がないとヤバイ!仰向けからうつ伏せに変え、一生懸命泳いだが流されている。手に持ったロッドで底を突いてみると思った以上に深く、15ftのダブルハンドで3分の2位あった。ブーツフットのネオプレーンウェーダーでは上手く泳ぐことが出来ない。それでもロッドはしっかり持って、今度は仰向けで両足と片手を使って泳いだ。これなら少しは前に進む。私の異常を察し、ブレイクライン近くまで救援に駆けつけてくれた声が聞こえた。「頑張れー」「もう少しだー」何と心強く感じたことか。何とか必死に泳ぐことで、少しづつ進んでいるのが感じられた。正に死に物狂いであった。 どれ位時間が経過したのか分からない。もしかしたら、ほんの数分かもしれないし、何十分にも及んでいたのかもしれない。 何とか足の届くところまで辿り着くことが出来た。歩き出すと、ウェーダーの中には膝の上まで水が入っていた・・・。 もっと時間が掛かっていたら・・・ 大潮で流れがもっと速かったら・・・ 風が強かったら・・・ e.t.c.・・・ せっかく案内してくださったのに、本当にご迷惑をお掛けしました。 私が言うのもなんですが、皆様方におかれましては、くれぐれも十分に気をつけて下さい。
by falconerbridge
| 2009-11-08 04:10
| Salt
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Comments(5)
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from 革靴ブーツクリーニング情報
at 2009-11-11 11:39
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marufukusuzuki at 2009-11-08 05:28
やっぱりガッカリでしょ。
なんとか生きて帰れて良かったですね… 翻弄され、前のめり過ぎです。
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marufukusuzuki at 2009-11-08 21:45
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falconerbridge at 2009-11-10 23:01
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falconerbridge at 2009-11-10 23:03
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