生還

高活性なシーバスの誘惑につられ、超えてはいけない一線を超えてしまった。
一歩間違えば、帰らぬ人となっていた・・・。
今、無事帰宅出来たことの喜びを噛み締めています。
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 連日好調の便りが届く干潟の釣りに連れて行って貰いました。
 今年はエイが多いと聞いていたが、エントリーポイントから直ぐにエイと遭遇。これを見るなり、私はガイド役の背後霊となる。最初に釣り始めるまでに4~5匹は見かけた。
a0090783_2582638.jpg 本命ポイントは、1~2km先のブレイクライン。そこに辿り着くまでのお遊びポイントだと釣り始め、数投で結構いいサイズがフライにアタック。いきなり出るので油断していたが、向こうあわせでフッキングした。しかし、フッキングが甘かったようで、途中でバレた。その後も数投毎にフライへ反応がある。セイゴクラスが殆どだが、時折大型と思われる反応も見受けられた。
 私が一匹釣り上げたところで、二手に分かれた。私は、高活性なシーバスの中からサイズアップを目指し、どんどん先に進んで行った。
 風は殆ど無く、寒さは全く感じない。釣り始めこそ何かと手間取っていたが、高活性なシーバス達が待ち受けてくれるので、テンポ良く釣り下った。これがいけなかった。
あっ!と気付いた時には既に足は届かず、水の中を空回りしていた。この時、未だ焦りは無く直ぐに戻れるものと思っていた。
 足が着かない深さであるのを確認すると、立ち上がろうとするのを諦め泳ぐことにした。手に持ったロッドからはラインが出ていたので、仰向けになりラインを回収した。その後、泳ぎ出したが流されていることを確認すると、ここで初めて自分の置かれている状況に焦りを覚えた。
 これは真剣に泳がないとヤバイ!仰向けからうつ伏せに変え、一生懸命泳いだが流されている。手に持ったロッドで底を突いてみると思った以上に深く、15ftのダブルハンドで3分の2位あった。ブーツフットのネオプレーンウェーダーでは上手く泳ぐことが出来ない。それでもロッドはしっかり持って、今度は仰向けで両足と片手を使って泳いだ。これなら少しは前に進む。私の異常を察し、ブレイクライン近くまで救援に駆けつけてくれた声が聞こえた。「頑張れー」「もう少しだー」何と心強く感じたことか。何とか必死に泳ぐことで、少しづつ進んでいるのが感じられた。正に死に物狂いであった。
 どれ位時間が経過したのか分からない。もしかしたら、ほんの数分かもしれないし、何十分にも及んでいたのかもしれない。
 
 何とか足の届くところまで辿り着くことが出来た。歩き出すと、ウェーダーの中には膝の上まで水が入っていた・・・。

 もっと時間が掛かっていたら・・・

 大潮で流れがもっと速かったら・・・

 風が強かったら・・・

 e.t.c.・・・

 
 せっかく案内してくださったのに、本当にご迷惑をお掛けしました。

 私が言うのもなんですが、皆様方におかれましては、くれぐれも十分に気をつけて下さい。
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by falconerbridge | 2009-11-08 04:10 | Salt | Comments(5)
Commented by marufukusuzuki at 2009-11-08 05:28
やっぱりガッカリでしょ。

なんとか生きて帰れて良かったですね…

翻弄され、前のめり過ぎです。
Commented by inu at 2009-11-08 15:46 x
まずはご無事でなによりでした!
冷静に状況を判断されていたのが、良かったのかもしれません。

お互い安全には十分注意して楽しい釣りをしましょう!

Commented by marufukusuzuki at 2009-11-08 21:45
追伸
そう言えば鷹さん、ライフセーバーでしたね!
完結しててある意味凄いです。
Commented by falconerbridge at 2009-11-10 23:01
丸福さん ラッキーでした。
元ライフセーバーも、ウェーダー履いたら只の人でした。
Commented by falconerbridge at 2009-11-10 23:03
inuさん 冷静だったのではなく、状況が掴めていないだけでした。
「安全第一」をモットーとします。
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