今回綴るのは、将来振り返った時に記憶が薄れないよう、記録として記しているものですので、これを読んだ方は決して本気にせず、私の戯言だと思って軽ーく受け流して下さい。
(フィクションです。) 2009年11月に入り、我がホームリバーは俄かに活気付いていた。 春、産卵のために海から遡上した魚達で賑っていたエリアで、少し水深のある瀬の沈み石周りには、やはり産卵のために群がる鮎達が集まっていた。一方、この鮎の群れを狙うフィッシュイーター化した大型の魚達も、やはりこのエリアで多く見られるようになっており、朝夕のマズメ時になると、このエリア周辺では、大型魚に追われる鮎をはじめとする小魚達の逃げ回るボイルが見受けられ、とてもエキサイティングな光景が広がっていた。 フローティングラインにイワイミノーを付け、沈み石周辺を流すと、かなりの確率で大型魚からの反応があった。しかし、フッキングは非常に悪く、10回に1回フライを咥えるかどうかであった。しかも、限られたポイントだけのものなので、先行者が居る時点で、この釣りは成立しない。それでも、日毎に移動するその限られたポイントを探し、あの手この手を試してみた。試してみた中では、ある方のアドバイスにあったショットを使って強制的に沈めるイワイミノーに一番反応が良かったと思われる。鯰、雷魚、鯉が釣れたが、他の人は鱸や他の魚からの反応もあったようである。 この間、時間にして約1週間、あっという間に終了となってしまった。 鮎の群れが消えてしまった日、ある噂を耳にした・・・。 噂を確かめるべく、翌日、私は昨日まで鮎の群れがいたポイントに向かった。 幾つかのポイントを回っていると、大きな瀬の手前にあるカケアガリに数匹の魚の群れを発見した。 ロッドにセットしてあったストリーマーをクロスにキャストし、1度大きくメンディングを入れ、フライが流れを横切った時、ラインが一瞬止まったように感じた。静かにロッドを持ち上げ、ラインを張るとグングンと首を振る感触が手に伝わる。魚との距離は、ほんの10m程。追い合わせ行なうとそのまま後ずさりし、魚を岸に引き寄せた。大した抵抗は無かった。ラインはリールから引き出されること無くランディングに成功。あっという間の出来事であったが、釣り上げた魚体を見てビックリ!! 噂が事実であったことを確認した・・・。 我がホームリバーは、首都圏を流れる1級河川であり、このポイントは河口から20km程の中流域にあたる。まさかこんなところで、この魚を釣り上げることになるとは・・・何とも簡単に釣れてしまったのは良いのだが、見てはいけないものを見ている様で手早くリリースし、その場を立ち去った。 諸事情により、この時の映像は無いため、今となっては夢だったのか?現実だったのかも良く分からない。
by falconerbridge
| 2009-11-14 01:15
| River & Lake
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Comments(4)
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marufukusuzuki at 2009-11-14 08:29
先日、キャス練場にサーモンがいましたよ。
その横でナマズがボイルしてました。 釣れませんでしたが(笑
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saltwater-ff at 2009-11-14 10:39
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falconerbridge at 2009-11-15 12:25
丸福さん 最近、キャス練全くしていません。今度、教えて下さい。
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falconerbridge at 2009-11-15 12:27
saltwater-ffさん 目を閉じると浮かんできます。ちょっと小振りなのが・・・。
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